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無添加ソーセージは体に悪い?デメリットと選び方のポイント

無添加ソーセージは本当に安全なの?

そんな疑問はありませんか?

近年、健康志向の高まりとともに「無添加食品」への注目が集まっています。

とくに毎日の食卓に登場する加工食品の中でも、ソーセージは「できるだけ安心なものを選びたい」と考える人が多いのではないでしょうか。

その中で注目されているのが「無添加ソーセージ」。

スーパーやネットショップでもよく見かけるようになりましたが、本当に体に良いのでしょうか?

この記事では、「無添加ソーセージ=安全」ではない理由や、選び方・食べ方のポイントをわかりやすく解説します。

無添加ソーセージは体に悪い?デメリットと選び方のポイント

無添加ソーセージは体に悪い?何が問題?

加工肉に含まれる添加物とその影響

一般的なソーセージには、保存料・発色剤・結着剤など、さまざまな食品添加物が使われています。

これらの添加物は品質を安定させたり、見た目や風味をよくするために不可欠なものですが、摂りすぎることで健康リスクが懸念されることも。

とくに問題視されているのが、「亜硝酸ナトリウム」などの発色剤

これはボツリヌス菌などの食中毒を防ぐ効果もある一方、加熱調理時に発がん性のある物質(ニトロソアミン)が生成される可能性があるとされています。

国際がん研究機関(IARC)の分類とリスク評価

2015年、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、ハムやソーセージなどの加工肉を「グループ1:発がん性がある」分類に加えました。

グループ1

ヒトに対して発がん性がある。
(Carcinogenic to humans)
例)アフラトキシン、アルコール飲料、加工肉、ベンゼン、ベンゾ[a]ピレン、PFOA(パーフルオロオクタン酸)等

このカテゴリーは、ヒトにおいて「発がん性の十分な証拠」がある場合に適用される。
また、「暴露を受けたヒトにおいて作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」があり、かつ実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある場合はこのカテゴリーに分類される可能性がある。

出典元:国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について:農林水産省

これは、タバコやアスベストと同じ分類ということで大きな話題になりました。

しかし実際には「同じくらい危険」という意味ではなく、「発がんとの関連が確実にある」と証明されたということです。

摂取量とがんリスクの関係性

IARCの報告によると、加工肉を1日50g食べ続けると、大腸がんのリスクが18%増加するとされています。

これは極端な摂取量ではありません。

ソーセージ2本程度で達してしまう量なので、日常的に食べる習慣がある人は注意が必要です。

無添加ソーセージの実態と注意点

「無添加」表示の基準と実際の無添加ソーセージ

「無添加」と聞くと、「完全に安全で体に良いもの」と思いがちですが、実際にはそう単純ではありません。

日本では、「特定の添加物を使っていない」場合にも「無添加」と表示できるため、別の添加物が使われていることもあります。

また、「食品表示基準」では「使用していないことを強調する表示」はかなり曖昧なまま残っており、消費者の誤解を招きやすいのが現状です。

無添加ソーセージでも加工過程で生じるリスク要因

たとえ保存料や発色剤を使っていなくても、加工肉である以上、高温加熱による有害物質の生成や、過剰な塩分・脂質の摂取といったリスクはあります。

「無添加」=「完全に健康的」ではなく、あくまでリスクが軽減されているだけという認識が必要です。

保存料不使用による無添加ソーセージの保存における課題

保存料を使っていない無添加ソーセージは、当然ながら日持ちしにくくなります

そのため、開封後はすぐに食べきるか、冷凍保存などの工夫が必要です。

また、保存性を補うために塩分やスパイスが多めに使われていることもあるので、健康目的で選ぶ場合はその点もチェックしておきましょう。

体にいい無添加ソーセージの選び方と食べ方

原材料表示の確認ポイント

ソーセージを選ぶときは、まず原材料欄をしっかりチェックしましょう。

  • 「豚肉、食塩、香辛料」などシンプルな構成のもの
  • 「調味料(アミノ酸等)」「酸化防止剤」などが記載されていないもの
  • 添加物が一切記載されていない製品

こうした商品は比較的安心できますが、価格が高めで賞味期限が短い傾向があります。

ソーセージの「無塩せき」や「発色剤不使用」の意味

「無塩せき」とは、発色剤を使わずに製造された加工肉を指します。

これにより、ニトロソアミンの生成リスクを低減できるため、健康志向の人にはおすすめです。

また、「発色剤不使用」と明記されている製品も、より自然な色合いで、安全性を重視していると考えられます。

無添加ソーセージの調理方法によるリスク軽減策

無添加ソーセージであっても、焼く・炒めると焦げができ、発がん物質が生じることがあります。

以下のような低リスクな調理法がおすすめです。

おすすめ

  • ゆでる・蒸す調理法を選ぶ
  • 中火でじっくり火を通す
  • 黒く焦げるまで焼かない

    これらの工夫で、体への負担を軽減できます。

    まとめ:無添加ソーセージとの上手な付き合い方

    無添加ソーセージは、確かに添加物のリスクを抑えることができるものです。

    しかし、加工肉である以上、過剰摂取には注意が必要

    また、「無添加」表示に惑わされず、製品の中身をしっかり確認することが大切です。

    ポイント

    • 「無添加」表示に頼らず原材料をチェック
    • 食べる頻度は週1〜2回程度を目安に
    • 焦げを避け、調理法にも配慮
    • 信頼できるメーカーや生産者の製品を選ぶ

    栄養バランスを考えた食生活の中で、「楽しみの一品」としてソーセージを取り入れるのが、無理なく続けられる健康習慣といえるでしょう。

    • この記事を書いた人

    あんな

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