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【要注意】手作りジャムで食中毒!? 絶対に守るべき5つのルール

手作りジャムって、果物の甘い香りと鮮やかな色合いがたまらなく魅力的ですよね。

市販のジャムよりも素材にこだわって、自分好みの味に仕上げられるのが醍醐味。

最近では「保存食」や「贈り物」としても人気が高まっています。

一方で、その裏に潜む食中毒のリスクをご存じですか?

実は、保存環境や衛生管理を誤ると、手作りジャムでも食中毒が起こりうるんです。

この記事では、安全にジャム作りを楽しむための5つの重要ルールを分かりやすく解説します。

【要注意】手作りジャムで食中毒!? 絶対に守るべき5つのルール

手作りジャムで起こりうる食中毒の原因

手作りジャムの食中毒リスク①ボツリヌス菌

家庭で作るジャムで一番注意すべきなのがボツリヌス菌です。

この菌は空気のない環境(嫌気性)で繁殖し、強力な毒素を産生します。

注意したいポイント

  • 高温でも死滅しない:一般的な加熱では殺菌できず、缶詰や瓶詰めの事故例もあります。
  • 水分活性とpHが重要:水分活性(Aw)を0.94以下、またはpH4.6以下に保つことで増殖を防げます。

つまり、「甘ければ大丈夫」というわけではないのです。

手作りジャムの食中毒リスク②その他の細菌やウイルスの混入

ジャム作りでは、サルモネラ菌やノロウイルスといった他の病原体にも注意が必要です。

原因になりやすいこと

  • 傷んだ果実の使用
  • 汚れたままの包丁やまな板
  • 手洗い不足

目に見えない菌やウイルスが混入することで、腹痛や下痢などの症状を引き起こすことも。

手作りジャムの食中毒を防ぐ!絶対に守るべき5つのルール

ルール①ジャムの原材料と器具をしっかり洗浄・消毒

まず大前提として、清潔さが大切です。

  • 果実は新鮮なものを使用
  • 使う前に果実を流水で丁寧に洗う
  • 包丁・まな板・鍋などの器具は煮沸消毒(100℃で5分程度)

特に瓶詰に使う保存容器は、熱湯消毒またはアルコール消毒を徹底しましょう。

ルール②ジャムの殺菌のために強火で沸騰させる

ジャムは加熱することで保存性が高まりますが、加熱時間と温度にもコツがあります。

  • 強火で3~5分、沸騰させる
    └ ジャムを殺菌するのに有効です。
  • 保存は密閉容器で冷暗所へ
    └ 直射日光や高温を避けることで、劣化を防げます。

ルール③ジャムのpHと糖度を正しく調整

菌の繁殖を防ぐためには、酸性環境高糖度が効果的です。

  • pH4.6以下を目安に:レモン果汁を加えると調整しやすいです。
  • 糖度は60〜70%:砂糖の量が少なすぎると保存性が低下するので注意!

ルール④ジャムは冷暗所保存&開封後は冷蔵庫で

手作りジャムは保存食ですが、保存方法によって賞味期限が大きく変わります

  • 未開封なら冷暗所で半年〜1年保存可能
  • 開封後は必ず冷蔵庫へ
  • 2週間以内の消費が安心

保存瓶はラベルで日付を管理しておくと便利です。

ルール⑤ジャムに異常があればすぐに廃棄

見た目や匂いに異変があれば、絶対に口にしないこと!

チェックポイント

  • 変色・カビの発生
  • 酸っぱい・異臭がする
  • 瓶が膨らんでいる、中身が漏れている

ひとつでも当てはまれば即廃棄が鉄則です。

「もったいない」は禁物!

まとめ:安全な手作りジャムのために

手作りジャムは、素材や甘さを自由にコントロールできる楽しい保存食。

でもその一方で、食中毒のリスクがあることも忘れてはいけません。

絶対に守るべき5つのルール

  1. 原材料と器具をしっかり洗浄・消毒
  2. 加熱は85℃で30分を目安に
  3. pHと糖度を正しく調整
  4. 冷暗所保存&開封後は冷蔵庫で
  5. 異常があればすぐに廃棄

これらを守れば、安心して美味しいジャム作りが楽しめますよ。

「手作りだからこそ、安全第一」で、楽しいジャムライフを!

  • この記事を書いた人

あんな

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