
「整理整頓=収納ケースを使うことじゃないの?」
と思っていませんか?
しかし近年、ミニマリストを中心に「収納ケース自体が不要」と考える人が増えています。
その背景には、ただ物を“隠す”収納ではなく、「持ち物そのものを見直す」暮らしのスタイルへの変化があります。
本記事では、収納ケースに頼らないミニマリストの収納術と、そこから得られるメリット、実践のステップまでを具体的に紹介します。
Contents
収納ケースはいらない!ミニマリストが実践するシンプル収納術3選
ミニマリストが実践!収納ケースがいらない理由とそのデメリット
収納ケースが“物を増やす原因”になる
収納ケースはもたない🤭
— つかさ|ミニマリスト (@d_chika1021) February 9, 2021
人は収納ケースがあると、何かを入れたくなる。
その結果、
モノを買う→収納を増やす→モノを買う→...
の無限ループが起きる😅
備え付けの収納だけで足りる量の持ち物にすれば、収納ケースはいらない。
収納のための収納にならないように気をつけよう🙆♀️#ミニマリスト
収納ケースがあることで、「まだ入るから」「空いてるから」と不要な物まで残してしまうことがあります。
その結果、使わないものがどんどん溜まり、いつの間にか家の中が“隠れたモノだらけ”になってしまうことも。
本来は処分すべきものを、収納ケースがあることによって“しまい込む場所”になってしまうんです。
収納ケースがスペースを圧迫する
収納ケースは見た目がスッキリしていても、物理的にはスペースを占有します。
特に床置きタイプや積み重ねタイプは掃除がしづらくなり、ホコリがたまりやすくなります。
結果として、収納ケース自体が「管理対象」になり、生活動線を妨げることにもなりかねません。
管理が手間&中身が見えない

何を入れたか忘れてしまう…
取り出しにくい位置にしまったことで使わなくなる…
など、収納ケースによる“死蔵”リスクも高まります。
モノが多くなるほど、探し物に時間がかかるようになり、ストレスの原因にもなります。
収納ケース=“一時的なごまかし”になっていないか見直してみましょう。
ミニマリストが実践する収納ケースがいらない生活術3選
収納ケースがいらない生活術①吊るす収納の活用
クローゼット整理。産後着なくなった冬服を手放したらスッキリ片付いた。管理がしやすいように、洋服はクローゼットに収まる分だけと持つと決めて、ハンガーに掛ける&吊るす収納にしている。嵩張る衣装ケースは使わない。フリースペースは脱いだパジャマや洋服の仮置き場✍🏻 pic.twitter.com/Q05BQcYvej
— みかん🍊2y +3m ミニマリスト (@saori_17_) February 5, 2024
「吊るす収納」は、視認性・通気性・出し入れのしやすさを兼ね備えたおすすめの方法です。
- S字フックでバッグや帽子を壁面収納に
- ワイヤーラックやマグネットバーを使って、キッチンツールも浮かせる
- 洗濯ピンチハンガーに靴下や下着を吊るして“乾かす・収納する”を一体化
吊るす=「定位置」が視覚化され、散らかりにくくなるというメリットもあります。
収納ケースがいらない生活術②備え付け収納の最大活用
ミニマリストになろ🌟
— れな★ (@VtuberRena) August 18, 2020
って思った時に1番目から鱗だったこと↓
1番捨てたほうがいいのは『収納道具』だったこと。
掃除する時、収納棚とか衣装ケース買い足すと思ってたけど、
そもそも収納道具使わないと収まらないほど物は要らなかったのでした。
住居に備え付けのクローゼットとかで十分だったの。
既にあるクローゼットや押し入れ、洗面台下などの収納スペースを“使い切る”ことを優先します。
- 棚板や突っ張り棒を追加して高さを有効活用
- 書類や文具はファイルボックスや引き出しトレーで分類
- 仕切りを入れず「1アイテム=1スペース」のルールを設けると、出し入れが格段にラクに
収納ケースがいらない生活術③代替アイテムを使う
収納ケースが不要だからといって、“収納しない”わけではありません。
より軽量で、持ち運びやすく、空間を圧迫しない収納方法が代わりに採用されています。
- 紙袋(クラフトタイプ):見た目もおしゃれで、処分も簡単
- 吊り下げポケット:クローゼット扉の裏を有効活用
- 風呂敷・布製バッグ:使わないときは畳めて収納ゼロ化
- かごやトレイ:中身が見える収納で、定期的な見直しがしやすい
クローゼットの上部棚には夏場は冬用毛布を置いていますが、この棚幅と毛布に合う収納が見つからないので、風呂敷の要領で布で包んで置いています。可変収納風呂敷って昔の人の知恵だなあと改めて思う。使わなくなったら小さく畳めるのもいい☺️ pic.twitter.com/8kKusKsJ1i
— 夏野@ミニマリスト (@natsuno_mnml) December 18, 2022
ポイントは「出し入れしやすさ」「収納そのものが負担にならないこと」。
収納ケースを手放すための3ステップと注意点
ステップ1|まず“何を持っているか”を全部出す
収納ケースを空にする前に、中身の全出しをして“何を所有しているか”を把握しましょう。
使っていない物、重複している物をリストアップすることで、減らすべき対象が明確になります。
ステップ2|必要な物と不要な物を仕分ける
- “半年使っていないもの”は手放し候補
- 「今は使っていないが、◯◯だから取っておく」は要注意ワード
- 手放すのが不安な場合は“保留ボックス”を設けて2週間ルールで対応
ステップ3|収納場所を決め、使いやすさを意識して配置
- 「使う場所に収納」が基本原則
- 重ねない/隠さない/遠くに置かない収納を意識する
- ラベリングや色分けなどで視覚的に“迷わない”仕組みを作る
急ぎすぎず、自分のペースで。1日1ケースからでも十分。
まとめ:収納ケースを手放して得られるシンプルな暮らし
収納ケースを手放すことで、生活に変化が生まれます。
- 持ち物の“総量”が明確になり、買い物の基準が変わる
- 出し入れのストレスがなくなり、家事が時短になる
- 空間に余白が生まれ、気持ちも軽くなる
- 家全体の“見える化”で、掃除もラクになる
ミニマリストの収納術は、単なる片づけ術ではなく「暮らしの再設計」です。
収納ケースに依存しないスタイルを取り入れることで、本当に大切なモノだけが残り、自分らしい快適な空間が自然と整っていきます。
あなたもまずは、“ひとつの収納ケース”から見直してみませんか?